ブレイクダンス初心者必見!独学でも踊れるようになる方法

世界一わかりやすい超初心者のためのブレイクダンス入門講座の冒頭画像

突然ですが、みなさんはブレイクダンスって知っていますか?
なんとな〜く知っている人も多いんじゃないでしょうか?
頭や背中でクルクル回るあのダンスです。

今回はそんなブレイクダンスについて紹介していきたいと思います。

ブレイクダンスを始めてみたいけど、何から始めたらいいかわからない初心者の向けの情報や、日本を代表するチームやダンサーの情報まで徹底的に紹介していきますよ!

今回紹介している情報を知っているのと知らないのでは、上達するスピードに確実に差が出てくるので、これからブレイクダンスを始めてみようと思っている方や始めたばかりの初心者の方はぜひチェックしていってくださいね!

目次

まずおさらいしておきたい基礎知識!ブレイクダンスとは

まずブレイクダンスについて解説していきたいと思います。

ブレイクダンスはブレイキンとも呼ばれる、ストリートダンスのジャンルの一種です。
ストリートダンスにはロック、ポップ、ヒップホップ、ハウスなどの様々なジャンルがありますが、中でもブレイクダンスは一番人気の高いジャンルです。
頭や背中でクルクルと回る人間離れした迫力のある動きが特徴的で、テレビなどでも時々とりあげられていたりします。

ブレイクダンスの発祥に関してはいろいろな説がありますが、ジェームズブラウンの足の動きをマネて誕生したと言われています。
その後ギャング達が銃撃戦の代わりにブレイクダンスを用いたダンスバトルで抗争の勝敗を決めるようになり、ストリートを中心に広まっていきました。

そして1984年に公開された映画『ブレイクダンス(原題:Breakin’)』が大ヒットして話題となり、日本でもブレイクダンスが一気に広まりました。

まず何から始めればいいの?ブレイクダンスに関する初心者の疑問を一気に解決!

そんなブレイクダンスですが、今までダンスをやったことがない素人でも簡単にできるようになるものなのでしょうか?
あの人間離れした動きを見ていると、ちょっと無理なんじゃないかと思ってしまいますよね?

でも大丈夫!
正しいやり方を学んで、正しいやり方で練習すれば誰でもできるようになります!

では、初心者が気になるであろう疑問にバンバン答えていきたいと思います!

独学でも踊れるようになるの?

結論からいうと、ダンススクールに通わなくても独学で確実に踊れるようになります。
というのも、少し前まではダンススクールなんて無かったので、ダンサーはみんな独学が当たり前。
テレビや映画の映像をスロー再生しながら見まくって、それをマネするといった練習方法が一般的でした。

ですが、今はYoutubeにたくさん動画があがっていますし、DVDや本もたくさん出てます。
ほんといい時代になったもんです(涙)
それらの映像や本を見て、マネしながら練習していれば確実に踊れるようになります。

ただ、ブレイクダンスを上達するためには体の使い方が重要になってくるので、余裕のある人はスクールに通って習った方が上達のスピードはあがります。

年齢は関係ある?


年齢は関係ありません

おじいちゃんダンサーやおばあちゃんダンサーもいっぱいいます。

この『はじまりはヒップホップ』というドキュメンタリー映画はブレイクダンスではなくヒップホップダンスをテーマにしたものですが、この映画を見ればダンスを始めるのに年齢は関係ないんだなと実感できると思います。
もちろん若い内から始めるにこしたことはありませんが、社会人になってから始める人もたくさんいます。

ただ他のジャンルよりもケガをする可能性が高いので、ケガの予防は徹底した方がいいと思います。
体が資本の社会人の方は特に気をつけましょう。

筋肉は必要?

筋トレをする人の画像

筋肉はあった方がいい。けど、なくても出来る。といった感じです。
初心者のころはあまりそこは意識しないでいいかと思います。

ダンス全般そうなのですが、大事なのは筋肉よりも体の動かし方です。
普通に生活していく中で絶対にしないような動きばかりなので、自分の体をどう動かしたらどう動くのかを知ることが上達への近道になってきます。
なので最初は筋肉をつけることよりも、体の動かし方を学ぶことを重要視しましょう。

ただ、筋肉をつけるとできることも増えてくるので、慣れてきたら筋肉をつけるようトレーニングして、いろいろな技に挑戦していくといいですよ。

倒立ができないと無理?

倒立しようとしている人の画像

ブレイクダンスを始めたばかりの人の中でまともに倒立できる人はあまりいません。
なので、あまり気にしなくて大丈夫です。

ただ、倒立はブレイクダンスの中でかなり重要な動きの一つであることは間違いありません。
倒立ができないとブレイクダンスはできないということはありませんが、技のバリエーションを増やしていくのに必須の動きになるので毎日練習するようにしましょう。
慣れてくると何分でも倒立できるようになりますし、歩くこともできるようになります。

僕は、地面をつかむ感覚を覚えたことと、逆立ち腕立てをやるようになったことで倒立がみるみる上達していきましたよ。

体が痛い…。筋肉痛がひどい…。これって楽になるの?

体が痛い人の画像

ブレイクダンス初心者は確実に打撲や筋肉痛に悩まされます。
これはブレイカー(ブレイクダンスを踊る人)の宿命です(笑)

ブレイクダンスをしていると、普段の生活でほとんど使わないような筋肉をガンガン使っていきます。
なので全身筋肉痛状態になり、朝起き上がるのもつらくなったりします。

また、練習をしていくなかで体の色々なところを頻繁にぶつけます。
僕も初心者の頃は青アザだらけでした(笑)

ただ、これは避けては通れない道なので頑張って耐え抜きましょう!
筋肉がついてくると筋肉痛はなくなりますし、体の使い方を覚えてくると体をぶつけることもなくなってきますよ。

どんなところで練習すればいいの?

練習しやすいタイルの画像

ブレイクダンスを始める上で一番ネックになってくるのが、この練習場所の確保でしょう。

ブレイクダンスは床と接する機会が多いので、他のジャンルより練習できる場所が限られてしまいます。
アスファルトやゴツゴツしたような床ではケガをしてしまうので練習できません。

出来るだけゴツゴツしていない床か、ダンボールを敷いて練習しましょう。
また、自分の動きを見ながら練習するのとしないのとでは上達のスピードに差がでてくるので、出来れば自分の踊っている姿が見えるような鏡やガラスのあるところで練習するようにしましょう。

必要なものが知りたい!

初心者がブレイクダンスを始めるときにそろえておきたいものは、

・練習着
・靴
・帽子
・音楽

ぐらいです。

練習着はケガ防止のために長袖、長ズボンを着用するのがいいでしょう。

靴はスニーカーやスポーツシューズが理想的です。
おすすめの靴をいくつか紹介しておきます。


また、ブレイクダンスでは頭を支点にすることが多いので帽子は必須です。

定番なのはニット帽です。


音楽はスマホで直接流すか、スピーカーで流せばいいかと思います。

最近ではブルートゥースのスピーカーもかなり安く手に入るので、一つ持っておくと便利かもしれません。

まずはこれから始めよう!ブレイクダンスの基礎

ブレイクダンスの基本的な流れと基礎

フロアに入る前の見せ場!トップロック

ブレイクダンスはいきなり地面に手をついて踊り始めるわけではありません。
始めはトップロックと呼ばれる立ち踊りから始めます。
トップロックには相手を挑発する動きのアップロックや様々なステップがあります。
トップロックの代表的な動きの動画を集めてみたので、全てマスターするぐらいの勢いで練習してください。

 

 

ブレイクダンスの基礎!フットワーク

スタイラーの主な武器となるのはブレイクダンスの基礎でもあるフットワークです。
フットワークには6歩、5歩、4歩、3歩、2歩、1歩があり、これらのフットワークは後ほど紹介するスウィーピングやサルフットなどのアクセントとなる技と組み合わせて使っていきます。
フットワークを見れば上手いダンサーかどうかがわかるぐらい重要な動きなので、 絶対にマスターしておきましょう。

 

 

最後の締め!これが決まらなければ意味がない!フリーズ

ブレイクダンスの締めの動きがフリーズです。
話のオチと考えてもらうとわかりやすいのですが、オチが上手くいかないとスベってしまうように、ブレイクダンスでも最後のフリーズが決まらないとグダグダな印象になってしまいます。
絶対にマスターしておきましょう。

代表的な2種類のスタイル

ブレイクダンスの基礎的な動きを学んだ上で知っておきたいのが、ブレイクダンスには代表的な2種類のスタイルがあるということ。
それが『パワー』と『スタイル』です。

パワーの基礎と代表的な技

一般的なブレイクダンスのイメージはこのパワーと呼ばれるスタイルのものがほとんどです。
パワーはクルクル回る系の技のことで、パワー系の技を好んでやるブレイカーのことをパワームーバーと呼びます。

動画を見てもらえればわかりますが、人間離れした動きで迫力があるので、大半の人はパワームーバーに憧れます。
それぞれ得意な技を持っていることが多く、その技を中心に技に磨きをかけていきます。

では、パワームーブの入門編としておすすめの技をいくつか紹介していきます。

パワームーブ初心者の大きな壁!ウインドミル

パワームーブで最初に挑戦する技の定番ウインドミル
その名の通り、両肩と背中の上の部分を使って風車のようにクルクルと回る技です。
ブレイクダンスの超基本技であるチェアの支え方や崩し方、足のフリなどパワームーブの基礎的な動きを凝縮した技といっても過言ではなく、 入門編としてぴったり。
ノーハンドで回ったり、体を丸めた状態で回ったりとバリエーションも多いので、ぜひマスターしておきたい技です。

ウインドミルと並ぶパワームーブ初心者の大きな壁!スワイプス

ウインドミルと並ぶパワームーブ入門の定番技、スワイプス
足の蹴りが重要になってくる技で、1日ですんなりできる人もいれば、全然できない人もいる、得手不得手の分かれる技(ちなみに僕は大苦戦しました。今でも大嫌いな技です…。)
こちらも今後のパワームーブの基礎的な動きが学べる技なのでマスターしておきましょう。

パワームーブ界の優等生!トーマス

ウインドミルやスワイプスをマスターしたら次に挑戦したいのが、このトーマスです。
体操のあん馬や床の演技でみかけたことがある人もいるんじゃないでしょうか?
トーマスは、ウインドミルや最高難度のパワームーブのエアートラックス(通称エアトラ)とつなげることのできる優秀なパワームーブなので頑張ってマスターしましょう!

スタイルの基礎と代表的な技

スタイルはブレイクダンスの基礎となるフットワークとフリーズを組み合わせたスタイルです。
スタイルを好んでやるブレイカーはスタイラーと呼ばれています。
スタイラーもそれぞれ得意な技を持っていたりします。

では、スタイルの基礎となる技をいくつか紹介していきます。

フットワークにアクセントを!スウィーピング

フットワークをただつなげているだけでは動きに個性が出ません。
そこで取り入れてほしいのが、このスウィーピングです。
これは、片方の足を蹴り上げ相手を挑発する技ですが、上手く取り入れることで動きに緩急がうまれます。

フットワークにアクセントを2!サルフット

これもフットワークに個性とアクセントをプラスしたいときにオススメの動きです。
これは少し独特な動きで、あっさり出来てしまう人と、なんかもっさりした感じになってしまう人がいる動きです。
ポイントは軸手の移動とリズムなので、そこを意識しながら練習しましょう。

世界で大活躍!日本のトップブレイカーとチームを紹介

僕はブレイクダンスが上手くなるためには目標を持つことがとても重要だと思っています。
そこでおすすめなのが、自分が好きなダンサーやチームを見つけることです。
『あの人みたいにカッコよく踊れるようになりたい!』という目標を持つことでモチベーションも上がりますし、自分が目指すべきスタイルも想像しやすくなると思います。

そこで、目標にするべき日本のトップブレイカーとチームをいくつか紹介していきます。

日本の代表するブレイカー

TAISUKE

日本を代表するトップブレイカー。
トップロック、フットワーク、パワームーブ、フリーズのどれをとっても一級品。
11歳で世界規模のブレイクダンス大会、Battle of the Yearで準優勝するなどのキャリアを持つモンスターで、世界最高峰のソロバトルコンテスト、Red Bull BC Oneでも準優勝しています。

ISSEI

次世代ブレイカーの筆頭であり、日本を代表するトップブレイカー。
2016年に行われた世界最高峰のソロバトルイベント、Red Bull BC Oneで見事に日本人初の優勝を成し遂げました。
これからの日本のブレイクダンス業界をひっぱっていくブレイカーの1人です。

日本を代表するブレイクダンスチーム

THE FLOORRIORZ

2015年に世界最高峰のバトルイベント、Battle of the Yearで日本人勢として初めて優勝したチーム。
2016年にも同大会で優勝し連覇を果たすなど、その実力は世界的にみてもトップレベル。
日本を代表するブレイカーのTAISUKEを中心に若いブレイカーがそろっていて、これからの活躍がますます楽しみなチームです。

MORTAL COMBAT

ラビット、エアチェアー、ヘッドスピンといったそれぞれの技のスペシャリストたちが集結した、スペシャルチーム。
Battle of the Yearで準優勝するなど、こちらも日本を代表するトップクラスのチームです。

こんなに開催されているの!?ブレイクダンスのイベントを紹介

Battle of the Year

世界一有名なブレイクダンスの大会。
世界中で予選を行い、各予選を勝ち抜いてきたチームがファイナル大会でぶつかりあう。
大会はショーとバトルに分かれていて、各チームがショーを披露し、上位4チームがバトルでぶつかりあう形式となっています。

一昔前までは韓国勢が圧倒的な強さを誇っていましたが、2015年にTHE FLOORRIORZが日本勢初の優勝を果たし、翌2016年にも優勝し連覇を達成するなど、近年は日本勢の活躍が目立っています。

Red Bull BC One

エナジードリンクを販売しているRed Bullが開催している世界最高峰のソロバトルコンテスト。
世界各地で予選を開催し、決勝大会では予選を勝ち抜いたブレイカーたちがトーナメント方式でぶつかり合います。

こちらも2016年にISSEIが日本人として初めて優勝し、日本人の活躍が目立っている大会です。

まとめ

ブレイクダンスの概要や技の紹介、目標にしてほしいブレイカーやチームなど、ブレイクダンスに関する情報をたっぷりと紹介してきました。

ブレイクダンスは正しいやり方で練習すれば、独学でも確実に上手くなることはできます。
Youtubeにわかりやすい動画があがっていたり、有名なブレイカーが解説してくれるDVDがあったりするので、それらを上手く活用しましょう!

ケガに注意しつつ練習しまくって、一緒にクルクル回っちゃいましょう!

今回紹介した中で初心者におすすめのブレイクダンス教材はこれだ!

とりあえずブレイクダンスを始めたい人向け:ダンス・スタイル・ブレイカーズ

パワームーブを練習したい人向け:ダンス・スタイル・ブレイカーズ 完全攻略!奇跡のパワームーブ編